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Vol:1「人事部新人メイさん。突然の健康診断管理の辞令」

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Vol:1「人事部新人メイさん。突然の健康診断管理の辞令」
梅雨が明け、いよいよ本格的な猛暑への予感がする日々の中、名古屋商事本社では人事部による会議が行われていた。4月入社の新入社員も正式配属になり、OJTを中心とした現場実務に関わり始めていた。人事部新人メイさんも多少会議に慣れはじめ、少し議事録を取るだけの実務に退屈し始めていた。

部長「メイさん。ちょっといいかな?」

メイ「はい!なんでしょうか。」

部長「研修の時に聞いたと思うけど、うちの会社は健康診断を毎年9月に行っているんだけど、今年は健康診断の実施管理をメイさんに任せたいんだけどどうかな?」

メイ「?!。新人の私がですか。。。」

部長「うん。去年担当していた先輩社員が産休で休んでいて、今年準備ができそうにないんだ。昨年の実施内容はファイルが残っているから、それを見てわからないところは、課長に聞いてもらう感じで進めてほしいんだが、できるかな?」

正直議事録を取り続けるよりも、こういうプロジェクトを動かす!みたいな業務をやりたいと思っていた。しかも責任者という立場となれば、

メイ「ぜひ。是非やらせてください!」

わからないところはすぐ聞くようにと念を押され、メイさんは前任者の作ったファイルを探した。【健康診断の概要、簡易マニュアル】。これだ。

メイ「10ページもないファイルなんだ。えっと。。。。。これだけ?!」

そこには丁寧に実施の準備・告知・受付・実施と一連の流れが書いてあり、各ステップごとに確認チェックを行うシートまで添付されていた。

メイ「実施準備は約二ヶ月前から、ちょうど今ね。医療機関カタログから、三か所30分程度で行ける、健診が可能な医療機関を探し、営業部120名、管理部門30名の日程候補を5日出してもらい、実施内容は「毎年やっている基本健診プラン」で見積もりをもらうと。それで。見積金額を部長に承認をもらって、契約と。実施内容と日程を営業部、管理部へ二つ出して、受付はメールと電話で各担当からもらって、実施の10営業日前までに、医療機関に伝える。学生時代にやったイベント運営と似てるから、いけるかも!!」

責任ある健康診断プロジェクトを任され、部長の期待に早く応えて、評価を得たいという思いが勝り、メイさんは早速医療機関カタログから、三か所健診が可能な診療所と病院をピックアップした。普段はメールやアプリで済ませる連絡も、気がはやり珍しく電話ですぐアポイントを取り、【毎年やっている基本健診プラン】に関しての打ち合わせを入れた。営業部、管理部も「おお!今年は新人メイさんが担当するの?!がんばれ!」と例年なかなか出てこない日程をすぐまとめて出してくれた。

メイ「これで見積もりの材料はそろった。こんなに早く病院に行きたいと思ったの初めてかも!」

健診担当の打診を受けたその日に、ほぼ段取りがそろった。が、このときメイさんは、のちに準備段階で時間が足りないという事態になるとは思ってもみなかった。